2007年03月11日

過去の遺物

ヤンマガで連載(って言ってもここ最近は・・・おそらく毎週5ページもないんでない?って感じですが)の
イニシャルDで主人公の拓海が駆るAE86トレノ
コーナー手前で効果音として「キンコン!キンコン!」って書かれてます。
アニメでは忠実に再現されてるこの「キンコン!キンコン!」って音は・・・
当時の車に装備されてた105キロ以上速度が出ると鳴り始める警告音でした。。。
 
車種によっては、、キンコンってベルの音ではなく、ピー!ピーって電子音だったりします
105`を超えた瞬間に少し鳴るだけなら、、警告音になりますが・・・
105`以上で巡航してる限り、鳴り続けるわけです
それでなくても単調な高速道路の走行時に・・・規則的に鳴るキンコン、、キンコンって音を聞いてると睡魔に襲われる事もしばしば・・・
 
危ねぇなぁって思っても、、法定速度以下だと鳴らないわけですから・・・我慢するしかなかったんです
が、しかし、、いつの頃からか、、装備されなくなってました
 
昨日の夜、コンビニへ立ち寄ると・・・コンビニの駐車場で
青年2名が、、車のボンネットを開けて、、ぁわゎって感じで立ちすくんでました
 
「どうした?青年?」と話しかけるわたしに
「エンジン切ってもスモールが消えなくて・・・どこか漏電したりしてないかなぁって思って・・・」と答える青年
 
車は、、90年式辺りのアウディ・・・
「えと、、、ウィンカーレバーが右か左になったままぢゃない?」と、わたし
「???あっ、、そうですね、、左になったままです・・・・」と、青年
「ニュートラルな位置に戻してみて」と、わたし
「あっ?!な、、なんで??・消えた???」と、驚く青年達
 
「な、、なんで?ですかぁ???」と質問する青年に・・・
「いや、、話せば長くなるから・・・車幅灯って知ってる?」
「・・・???知りません」と答える青年に・・・
「説明すると長くなるから、、、とにかく、、ウィンカーレバーを切った状態でエンジン切ると、、その車幅灯が点灯することだけ覚えといてねぇ」
そういい残してその場を去ったのでした
 
冒頭に語った速度警告音と同様に、、この車幅灯ってのも昔の車には付いてたんですねぇ。。。
ステアリングコラムにハザードスイッチが付いてる年式の車だと、、、
右にスイッチをスライドするとカチっカチっってハザード点灯
左にスイットをスライドすると・・・そこにはPとか書いてあって・・・スモールが点灯した状態になってました
 
そのPって書いてあるスイッチが車幅灯って代物でして・・・
日本車だけの機能(?)でした
 
当時の輸入車には、車幅灯って装備はないわけですが・・・道交法に基づけば車幅灯ってのを装備
しないと一般公道は走れなかったんです、、、
 
しかし、、わざわざ新規にスイッチを設けるなんてのは輸入代理店にしてみれば無駄な経費だねぇ
って事になったんでしょうねぇ
 
ウィンカーレバーの中にリレーをちょこちょこっと追加して
キーがオフの時にレバーが左右どちらかになってる時に、、車幅灯が点灯するようにしてたみたいです
 
車幅灯、、、速度警告音、、、、それぞれ、今の車には装備されてない、、、過去の遺物です 
 
 
posted by 司馬 at 22:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする