2009年06月09日

草の根運動

今日は、会社の同僚とビアガーデンに行くってことで、夕方車を自宅に戻してから、路面電車で市内まで出掛けました。

帰宅ラッシュ前の時間帯で、、ガラガラな車内の中、わたしの向かいにはデジカメ片手に風景を撮影してる老夫婦が座ってまして・・・ガイドブックを眺めながら、いろいろお話ししてます。
聞き耳を立ててたわけではないですが(笑)時折、聞こえてくる会話で、どうやら、途中で乗り換えしないといけない模様。

どこの電停で降りて、どこ行きに乗り換えるか教えてあげようかなぁって思ってたら、空気を察した(?)車掌さんが声をかけてました。
その車掌さん、おそらく電車がスキで車掌さんをしてるんでしょうねぇ。。。と思ったのは・・・
乗り換えの案内だけでなく、「この電車はドイツ製で・・・」とか「あっ、今すれ違ったのは元京都市電の車両で・・・」なんて、、プチガイドよろしく、色々な解説されてました。

信号で止まる度に、ご夫婦の座席に来ては、色々なプチガイドをしてるし、ちょっと折れてますけどって言いながら市内のガイド冊子まで渡してます。

わたし、いささか感動しまして(笑)
やはり、宮島や平和公園など・・・世界遺産を有する広島。
観光客が落としていくお金ってのは、、、重要な収入源だと思います。

この電車で車掌さんが色々ガイドしてたご夫婦が、地元に帰られた際にはおそらくご近所の人達への、土産話の中で、この車掌さんの話をされると思います。
つまり、広島への観光の中で、好印象なことがあって、、それが口コミで広がれば、また来てくれたり、他の人が来てくれたりするんだと思います。

観光による収入で市や県が潤えば、、それらが道路等のインフラに使われたりして、より暮らしやすい街になることも多いのかなぁ。。。
そう思えば、、観光バスや他県ナンバーが鬱陶しいなぁ。。。なんてことは思わず、、広島に来られた人には楽しんでもらうことが、、長い目で見ればそこに住むわたしたちの生活向上に繋がるんだろうなと。。。

行政が行なう観光キャンペーンとかよりも、、この車掌さんみたいな「草の根運動」的なのが、一番大事なんだろうなと思った、梅雨入りした広島市内でした。
posted by 司馬 at 00:00| 広島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする