2010年08月30日

ご当地グルメ?B級グルメ?

以前、『亜種』ってタイトルで「府中焼き」なるお好み焼きの一種を食べにいったことを綴りました。

府中焼きってのは・・・
広島県の府中市では、昔(って、戦後の昭和30年くらいからかな。。)から共働きの家庭が多く、子供がお好み焼き屋へ食べに行くことが多かったらしく、その地域のお好み焼き屋さんが、よりリーズナブルなお好み焼きを提供するのに、それまで使ってた豚バラ肉よりも、、単価が安いミンチに変えて出したのが始まりってのを地場の情報番組で見た記憶アリ。


つまり、そのエリア特性(府中市でいえば、、共働き家庭が多かったetc)に対応した結果として、、その地域独特な食べ物に変化していったモノ・・・これが、わたしの中での「ご当地グルメ」です。
で、ここ最近、、B級グルメって呼ばれるものの多くは・・・街起こし。。。の一環として、、そのエリアの特産品を無理やり(?)ネジ込んだ格好で、何かしら特産料理を捻り出してる感が溢れてる料理ってイメージです(あくまで私見です)

時間を掛けて、気が付いたら確立されてて、話題は後から追随してくるのが「ご当地グルメ」
短期間で、作為的(?)に話題を提供しておいて、、後から認知されていくのが「B級グルメ」っていう、、わたしの中での棲み分けでいえば・・・

冒頭、綴った「府中焼き」はご当地グルメですが
それに対する「B級グルメ」は・・・syobara.JPG先週、TVで紹介されてた「庄原焼き」になります。
お好み焼きに入れる「そば」「うどん」の代わりに「焼きおにぎり」を使い、ソースはポン酢をかけて食べる。。。

ん〜、、確かに、広島市内と比べれば、米処かもしれませんが・・・そば(うどん)の代わりに「おにぎり」を入れる程のご当地感は・・・余り感じず(汗)
まずは・・・「庄原焼き」って名前がありきで、、その名前をつけるのに、、特徴を設けるなら何にする???って流れで出来上がった感に溢れてるような気がします。

まぁ、B級グルメの一番の目的は、、その食べ物を食べることを目的として、、そのエリアに人を囲い込む(来てもらう)ってことでしょうから・・・
この「庄原焼き」を広島市内では食べれない=庄原まで行かないと食べれないわけです。
で、冒頭の「府中焼き」は、、人を呼び込むためのアイテムではなく、、時間をかけて確立された「ご当地〜」ですから、府中から離れた広島市内でもお店を展開してるんだなぁ。。。なんてことを思ったのでした(笑)

posted by 司馬 at 22:32| 広島 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする