店頭のカロッツェリア・サイバーナビの最新カタログを見ながら話をしてて、カタログ内のサンプル画面を確認すると、うちのナビは去年購入した2008モデルですが、7月に行なったUPグレードで、2009モデルのサイバーナビとほぼ(笑)同様の仕様になってるんだなぁと思ったのでした。
で、そのカタログを持って帰って家でパラパラとめくりながら眺めてたら・・・
システムアップのページでDSRC対応ユニットが出てます。
スゲェなぁ、次世代ETC(でいいのかなぁ???)のITSに対応したユニットを出してたんだぁ。。。と感心しながらカタログの値段を見ると「52,500円」。。。orz
高いですねぇと思いながら詳細を読んでると、「発売時期未定」って書いてあります。
さらに、将来「DSRC情報提供サービス(地域観光情報など)」や駐車場における「DSRC料金決済サービス」などのDSRC応用サービスを利用することが見込まれてます。
なんて注釈もあります。
み、、見込まれてます???まだまだ、青写真の中での見切り発車的なラインナップってとこでしょうか。
よくよく思い返すに、、次世代のVICSも周波数帯が違ってて(5.8GHz?)、今のビーコンユニットでは役に立たないって聞いたことがあるし・・・まだまだ、手を出せない(出してはいけない?)領域のユニットなんでしょう。。。
今のナビを5年くらい使っているうちに、ブルーレイドライブ搭載でDSRCサービス対応のナビのお値段がお手頃に・・・は、なってないんでしょうねぇ(汗)
ってことは???今のナビは何年先まで、最先端(笑)でいられるんでしょうか???
元々は、結構壮大な構想で、出来るだけ大きな国交省の天下り先を作るためのシステムなんて言うと語弊があるんでしょうけど、、、交通状況監視システムと、これにかかわるシステム全般を構築しないといけないから、今のままの人員や組織だけじゃ足りないって事で、国土技術政策総合研究所(だったかな?)がITS技術に付随するシステムという範疇で大々的にやっていて、今回の補正予算でもガッツリとお金を持って行っておられますし、新しい部署も既に出来ていましたよね(笑)
これも、結局民主党のあれで、ETCの取り扱いがどうなるか判らないって状況で、今はナビ側での提供の方が良いんじゃないのかな?って状況ですけど、何か中途半端に動いているからって事で、どうなるんでしょうね?
周波数帯域のお話しも、実はこれ、国交省のお話しではなく、総務省のお話しで帯域変更せざるをえないみたいな、今までの官僚縦割り行政の弊害の最たるモノなんですよね(爆)
総務省って、元の郵政省時代から物流郵政と、逓信電波系の二派あって、ここに地方行政をぶち込んだ、同一省内でもお互い相容れない不思議な省庁なんですよね。(苦笑)
こんな所に、電波なんて任せているから、例のアナログ停波なんていう家電業界を潤すだけの意味のない政策するんですよ。
だって、ここで空けたVHF帯域を次ぎ何に使うか何て決まっていないし、この帯域の通信では当然多重化しないと多量の情報詰め込む事が出来ないから、一般的な通信の帯域としては使いにくいんですよね。
警察無線や消防無線のような必要無線のchを増やすとかの予定でもないようなので、いったいここ空けさせて何するつもりなんだろう?って事から推測すると、どっかからの圧力で、総務省へねじ込んだ施策ではないかとしか考えられないんですよね。
アナログとデジタルを共にUHFで共有させるくらいのことは、なんら困難な事でもないし、
現行の放送を見ても共有は完全に可能である事を示しているし、放送局側の設備的にも問題がなく大きなランニングコストアップに繋がってるわけじゃないんですよね。
ITSを含めムダな施策をあたかも便利そうに宣伝するのはどうかと思うのですが、、、
特に私のような田舎に住んでる人はひがみ根性芽生える位ね、だって、
VICSのビーコンユニット、うちの車2台とも付いていますが、この近所ではまず拾わないからね(爆)
今、売られてるナビに標準装備(?)のFM-VICSにちよる情報は「???」なイメージなんですが・・・
ビーコンからの情報・・・特に高速道路の情報は一応、役に立ってるかなってのが私見です。
先月行った九州で、知り合いが同じ日のほぼ同じ時間に広島>九州を車で移動してたんですが
わたしは高速>一般道>高速>都市高速>高速>都市高速と、ナビに言われるままの移動で、所要時間が5時間。
その知り合いは、ナビレスで・・・高速に乗ったままで約7時間を要したらしいです。
ビーコンからの一般道の情報は眉唾もの(?)な情報が多々、見受けられますが、高速道路のそれは・・・
結構、役に立ってるかなと思ってるのですが(汗)
うちのパナ955MDは「ばカーナビ」の部類にはいるようで、高速上で渋滞があると確実に一般道に導いて頂けます。(これマジでNGです。)
三菱のCU-H9000はそれがないから早いのですね。(高速乗っちゃうと、通行止め以外は高速走るルートなんですよ、都市高速の迂回は有るけど)
精神的にも、
渋滞があるって判って突っ込むのと、知らずにいらいらする差は確かに大きいですよね。
慣れちゃって、ありがたさが薄れているのは事実かも。(爆)
あ、一般道って、絶対混んでいない場所で、いつも渋滞情報出ている場所ってない?
うちの知ってる場所がそうなんですよ(笑)
うちのカロは・・・高速道路で事故渋滞に遭遇したことは過去に数回ありますが、高速を降りるようにナビゲートしたのは今回が初めてでした。
>絶対混んでいない場所で、いつも渋滞情報出ている場所ってない?
ありますねぇ(笑)
その渋滞箇所を迂回するルートだと、対向車とすれ違うのも困難なくらい細い道だったりします(汗)
生活圏だと、ある程度はわかってるので、ルート無視しますが、知らない土地でナビに従う(?)のは・・・
そのルートで行けば、ほぼ誤差なく、ナビの画面に表示されてる到着時間に現地に到着するのが経験値としてわかってるからだと思います。
> 次世代ETC(でいいのかなぁ???)
この辺りの説明や周知が上手くされていないのが一番の問題だと思いますね。呼称として一時期はITS車載器、今はDSRC車載器って呼ばれています。今までのETC機能に加えて、様々なサービスを受けられるようになっていますが、ETC自体は何も変わらないので、次世代ETCというのはちょっと違います。カタログ通りDSRCユニットというのが無難でしょうね。
> 見込まれてます???まだまだ、青写真の中での見切り発車的なラインナップってとこでしょうか。
技術的(規格的)には既に実用可能なんですが、次世代VISCは別にして、誰がその新たなサービスを実施するのか決まっていないというところです。鶏が先か卵が先かと同じで、車載器が先か路側機(サービス)が先かというと話で
> DSRCって、首都圏でようやく試験運用の段階なんですよね。
報道等においてDSRCという言葉の使いかが統一されていなくて誤解を招いているのですが、DSRC自体は既にETCで実用化されています。DSRCとは専用狭域通信の略で単なる無線通信方式の呼び名ですので。
DSRCを利用した渋滞情報提供・安全運転支援等のシステム(次世代VICSとか新VICSとか呼ばれてるもの)は、既に首都圏、中部圏、関西圏、九州圏での社社会実験を終了し今年度末頃から本格運用に入る段階になっていますので、既に実用化、普及段階です。
周波数のお話
ETCが開始される際に5.8GHz帯で7波も割り当てられています。これは周波数再編も織り込んで車両用の通信はこの周波数帯に移行しなさいという意思の表れだとは聞いた記憶があります。それに国際的にもこの周波数帯がITS用として利用されていますし、他の実験(DSSS、ASV等)でもこの周波数を使用しています。
VHF帯(700MHz帯)は車車間通信用で、この帯域の割当を主張したのは自動車メーカだそうです…
個人的には、高速道路無料化で渋滞情報の必要性が今以上に増してくると考えています。なので、今までと違い区間旅行時間を提供してくれるシステムが必要になると思っています(渋滞情報受信時にリルートするかしないかは、この区間旅行時間情報を得られているか、いないかの違いです)。
既にお話に出ているように渋滞情報次第で移動時間が大きく変わる。すなわち二酸化炭素の排出量も大きく変わってくるというのは事実ですから、CO2大幅削減を宣言してしまった以上、このような情報提供の仕組みは必要条件になってくると思います。
この手(?)の話題・・・必ず登場いただけると思ってました(笑)
この手の話題、どちらかといえば、、他の人よりも詳しい方だと自負してるつもりなんですが・・・
ITSやDSRCと、、次々と新しいインフラが進む(進んでるはず?)のに、ついて行けなくなりそうです(汗)
とりあえずは、社会情勢や政局を見ながら、便利なものは取り入れて行きたいなぁとは思ってるんですが(汗)
何が便利で、何が費用対効果が高い(低い)のか、、判断に迷いますねぇ。。。
的を射たコメントに感心しきりです。
700MHzへの要求は確かに、自動車産業側からの提案ですね。
本来この帯域は、携帯系のTV放送枠で各キャリアが見込んでいた帯域ですね。
ITS等への帯域は5.8Gで車車間で10MHzで割り当てが実は以前からあるのですよ。
ただ、ご存じのように、周波数が低くなれば、回折はよくなるんですけど、乗せれるデータ量が減るので、有る程度周波数は高くしたいってのが現実でこのこの部分で10MHzはやや不都合(特にコスト面とかで)が出るのでしょうね。
そこで、降って湧いたかのごとく地上波TVのVHF帯域開放なんてネタが出たので、一番おいしい帯域を狙ってきたって言う裏もありますよね。
当然、700MHzだと回折する量が10MHzのように交差点の建物裏(特にビルとかね)への影響力が減るので、どこまで通信の影響を飛ばすかって言うのが焦点になりそうですね。
DSRCに関しては、確かに書きようが粗くて不説明な部分で細かい説明頂き有り難うございます。
駐車場等の入出門管理等では既に一部で運用が始っていますし、書かれたとおり、次世代VICSと呼ばれる社会実験は昨年度からこの夏まで大がかりにキャンペーンを打ってやっていましたね。
ここの追加予算が例の補正予算でしっかりと確保されていた部分です。(笑)
ここで、本格的にDSRCの総合的なシステム運用を開発するつもりな様で、電子決済と、情報提供だけではなく、最初の構想にあったような、書かれているような交通情報による車の流れを誘導するシステムや物流システム(運行管理を目的とした)への応用までといった壮大な組み合わせが考えられていますよね(爆)
でもって、ナビの件では、時間情報を得ているルートって、
大きい道だけなので、ナビの誘導のまま高速道路を降りると、一般道の絶対にVICS情報の無いようなトンデモな道を案内して頂けると言った、状況なのですね。(苦笑)
でもって、よくよく考えると、こちらのようなクソ田舎では、普段の一般道の平均速度がかなりハイアベレージなので都会の一般道かどうかなんて関係無しで一般道ってこのアベレージって学習しているのが原因なんだなと
そりゃ、一般道その速さで走れるなら、下手に中途半端に混んだ高速道路よりは余程速いってば(爆)
確かに、この手のインフラ整備に関るわかりにくさは、どうにかして欲しいですよね。
ETCが廃止にならなければ、車載器載せ替え時の選択しとして上がると思うんですが、今の状況だと。ETC車載器も料金決済以外にプローブ情報収集用としての使い道もあるんですけど、あんまり理解されていないので不要って言われちゃうんですよね。
かなぴさん、どうもこんには(こんばんは)
ご指摘の件、色々と考えさせられるものもあります。やはり、理解させないまま、広報を工夫しない進め方というのは変える必要があると思ってます。
とりあえず今日は1点だけ。
> ITS等への帯域は5.8Gで車車間で10MHzで割り当てが実は以前からあるのですよ。
車車間専用という帯域は存在していません。ITS用という枠組みの中での実験局として車車間用に7チャネル中の1チャネルの使用許可を出しているというのが実情です。お台場実験では、車車間試験中は路車間を止めてという運用をしたそうです。
10MHzというのは、ARIB STD-T55時代(初期のETC)の周波数間隔のことを言われているのではないかと思います。現状はSTD-T75に移行していいますので5MHzの周波数間隔、占有帯域が4.4MHzで当初の約半分です。聞いた話では、回折は予想以上にするそうで、実は700MHzは(略 というような話があるとかないとか… とはいえ、国際動向を見る限りでは802.11pが主流になりそうですけど。
「コルとん」さんは、以前から・・・うちの知恵袋さんで、色々とご享受頂いてましたが
これからは「かなぴ」さんって新たな知恵袋さんの登場で、わたし個人的には嬉しい限りです(笑)
っていうか、、わたしももうちょっと勉強しないといけませんねぇ。。。と思ったのでした。。。orz
検索掛けても出てこないし(爆)
何見て覚えていたんだろう?
ブログへのコメントもちゃんと調べ物して書かなきゃね(反省)
帯域幅って話で行くと、10MHz幅ならば、700MHzクラスのお話しだと広すぎますよね。
この領域では、730〜770で7chが陸上移動用電気通信で2012/7/25より運用で登録登録されていますね。
って事は、5.8GHzでの幅でしょうけど、確かにここは5MHz幅で区切ってますね。
やっぱうろ覚えでものを書くとダメですね。
一気にタイプしてってパターンなので。。。
10MHz幅というお話であれば、ガードバンドを除いて715M〜725MHz(だったかな?なので周波数としては710MHz〜730MHz)を割当てることになっています。この幅をどのように使うかはこれからですが、ガードバンドで10MHzも空ける位なら携帯電話に割当ててしまった方が電波利用料の面から見ても個人的には良いのではないかと思ってます。
さて、昨日、書けなかったことを二つばかり。
> 壮大な組み合わせが考えられていますよね
壮大な仕組みというか将来構想は確かにあるんですが、開発や運用という面から見れば補正予算化はされていないです。補正予算はあくまで新VICS構築の為。ただし、ソフトウェアのバージョンアップで路側機を入れ替えることなく将来構想に対応できるようにしなさいとの注意書き見たいなもんがついてます。これは、次世代車載器(DSRC車載器)が持つアプリケーション・インタフェースという仕組みをベースにすれば新たにサポートする仕組みが追加できるであろうという読みがあるようです。まぁ、理論的には出来そうですが、制約条件が厳しそうです。なので、予算的には、老朽化の激しい現行VICSを新VICSに置き換えていく為の枠組みにしかなってないというところで来年度以降どうする気なんでしょう?
> ナビの件では、時間情報を得ているルートって、大きい道だけなので
そうなんですよね。それを何とかしようとしてるのがプローブ情報なんですが、これだけの為に路側機を立てまくる訳にもいかないので、G-BOOKやインターナビ、スマートループ等から情報を貰おうとは考えているようです。ただ、費用をどうするつもりなのかが分かりません。現状のVICS情報とバーターで取引する方法もあるんでしょうけどそういう事業をするとなると法律的にも色々と制約が出そうな気がします
>ちゃんと調べ物して書かなきゃね(反省)
コメントに限らず、、ブログでも勢いで、、適当な・・・と、いうよりは思い込んでるって表現の方がいいかもしれませんが・・・
勘違いしてたりする内容を多々、書いてるわたしとしても、、同感です<調べもの
コルとんさん
>G-BOOKやインターナビ、スマートループ等から情報を貰おうとは考えているようです。
>ただ、費用をどうするつもりなのかが分かりません。
ん~、、個人のプローブ情報を提供することで、全体の情報が入手できるのでしたら
今の通信料である月額1,000円は安い!!と個人的には思うんですが・・・
ナビを購入したカーショップの友人と話ししてて・・・
「いやぁ。。。結構な台数のサイバー売ってるつもりなんですが・・・
スマートループで、PHS繋いでリアルタイムにプローブ情報をUPロードしてる人って・・・司馬さん以外、いませんゎ。。。」って言われてしまいました。
お国から提供する情報は無料でゲットしたい。
自分のプローブ情報を提供する為の通信料は出したくない(費用は負担したくない)
こういった人の方が多いんでしょうねぇ。。。
無料で得られる情報は、、それなりの内容でしかないって考えにはならないもんですかね?
インフラと見るか、情報と見なすかで考え方が変わってくるのでしょうね。
月額が1千円って言う金額も普及が進むとガッツリと下がるのだとは思えます。
安全面での装備という位置づけで考えると、今度は装備していない車が混ざると意味のないモノになりかねないですしね。
個人負担の方は、基本無料でしょう。「プローブ情報くれれば旅行時間あげるから」という前例を光ビーコンが作っちゃいましたし…
安全面の装備としては個人的には難しいと思ってます。合流支援情報なんてナビ単独でもやってますからね。
やはり、ここは環境問題と絡めてインセンティブという方向が一番現実的かと。インセンティブの財源をどう確保するかという問題はありますが、減ったCO2を取引するとか環境税とかに絡めれば色々と出きるのではないかと漠然と考えてます。